タイトルにありますが、これは実話です。

実際に弊社のお客様でもある、株式会社ウィズカーペンター様で起こった事例です。非常に考えさせられる部分もあるかと思いますので、ご紹介いたします。

きっかけはInstagramの1つのハッシュタグ

簡単な流れを言いますと、ウィズカーペンター様で家を建てられた方が非常に満足されて、その感想とともにハッシュタグ「#ウィズカーペンター」を付けられました。その投稿を見たフォロワーの方がウィズカーペンター様にお問い合わせ→ご契約という流れです。

株式会社ウィズカーペンター様とは

棟梁品質を合言葉に、より密着した家づくりを行う会社

かつての家づくりのような、大工さんが施主様のために一邸一邸丁寧に、お客様と意見を交わしながら、家づくりを行うという理念を社長の原 万通(かずみち)様の理念として掲げていらっしゃいます。

もちろん社長の原さんご自身が家づくりが大好きで、アウトドアが大好き、だから自分の家は自分で、遊びゴコロのある、まるでキャンプ場にいるような家を作りたいと思われて、人生で2度目のお住まいを建築されたというご経験をお持ちです。またご自身のお住まいをモデルハウスとしてたくさんの方に披露されています。

売り込み営業は0!

ホームページ(弊社にて制作させていただきました。)で情報を発信されてはいますが、積極的な売り込み営業などは一切なさっていません。イベントの際にちょっとだけチラシをポスティングする程度です。

しかし起業されてから年々着実に棟数を伸ばしていらっしゃいます。

理念を大切にした仕事ぶりが、自然発生的なSNSの効果を生む

SNSは売り込んでも逆効果です。本当に口コミという、実際に商品を買った方(ここでは家を建てた方)が、頼まれてもいないのに紹介したくなる気持ちになってもらうかどうかが鍵だと思います。

そういう言葉に嘘はありません。その投稿を見た他のユーザーに信頼を与えるのに充分な要素がここにはあります。いわゆる、「お客様の声」より強力な「声」があるのです。

ユーザーはそれが商売っ気のある言葉であるかどうかというのはすぐさに判断します。売り込みな言葉はスルーされる、それがSNSです。

ですので、自然発生的なゆるい紹介をしてもらう、そういう関係性を仕事を通じてウィズカーペンター様とお客様の間で無意識的に結ばれたのではないかと思います。

SNSはアピールする場ではなくコミュニティを作る場

SNSでフォロワーを一生懸命増やしてキャンペーンとか色々打ち出している会社などを見かけますが、それは前時代的な考え方から抜け出せていません。TVや新聞などのマスの考え方です。

確かに目にする人を増やすことで集客できる場合もあるかもしれませんが、SNS時代の今必要なのは、向こうから興味を進んで持ってもらい、出会ってもないのに親近感を持ってもらう関係性を築き、ファンになってもらうような考え方です。間違っても「いいねのリクエスト」で獲得したフォロワー数に満足するような考え方はしないでください。

SNSを利用して集客を考える企業はたくさんありますが、必要なのは売り込みではなく相手から好かれること。SNSの時代において、企業の販促に対する考え方を変える必要がきています。

SNSとコミュニティについては別記事で書きたいと思います。

株式会社ウィズカーペンター ホームページ:http://withcarpenter.com

2018.03.06制作コラム

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