内部SEOと外部SEO

  SEO対策というのは、端的に言えばGoogleに自身のサイトがいかに重要であるかを伝えるものです。その伝え方、つまりSEO対策というものは大きく分けて2種類に分類されます。それが内部SEOと外部SEOです。外部SEOとは他のホームページからリンクをもらったり、紹介されたりすることでGoogleにそのサイトの重要度が高いと伝えるもので、被リンク(バックリンク)と言われています。よく相互リンクとかディレクトリ登録とか言われていましたが、それのことです。 一方内部SEOでは、サイトを検索結果で上位に表示させたいキーワードのサイト内での出現比率を高めたり、そのキーワードに沿ったコンテンツを充実させることで、自身のサイトの重要性をGoogleに伝えるもので、今はこちらが重視されています。ここでは内部SEOの基本とすぐにできる改善の方法をお伝えします。  

検索順位が決定する流れ

  Google(Yahoo)がそのサイトの検索順位をそのキーワードに対して行う流れはこのようなものです。
  1. サイトを公開する
  2. クローラーが巡回する
  3. ページをインデックスする
  4. ランキングエンジンが評価する
  5. 順位が決定する
順位決定までには大まかに分けて5つのステップを踏みます。その中でまず重要なのはクローラーを呼び込むことです。(クローラ(Crawler)とは、ウェブ上の文書や画像などを周期的に取得し、自動的にデータベース化するプログラムである。「ボット(Bot)」、「スパイダー」、「ロボット」などとも呼ばれる。Wikipediaより)サイトが公開して間もないものであったり、コンテンツの量が少ないサイトであったりすると、クローラーが自身のサイトに巡回してくれる数は少ないです。(クローラーがクロールする数はサイトによって異なります。)まずは、そのクローラーにどんどん来てもらうために以下のことを行いましょう。  

XMLサイトマップはあなたのホームページにありますか?

  XMLサイトマップがないホームページはそれだけでマイナスがあると考えましょう。なぜなら、クローラーはXMLサイトマップか、インデックスされているページからのリンクを辿ってしか来ないからです。サイトマップを作成し、Googleに送信すると、クローラーの巡回スピードが上がり、サイトに良い結果をもたらします。 サイトマップはオンラインでのジェネレータでも作成することができます。普通のhtmlでホームページを作成されている方は、ホームページを更新するたびにサイトマップを再更新して、その都度Googleに送信しましょう。  

XMLサイトマップの送信について

  XMLサイトマップはGoogleのウェブマスターツールから行います。「サイトマップの追加」から簡単に行うことができます。  

2クリック以内に全てのページが見れるようにする。

  ホームページの構造を、全て2クリック以内に行うことができるように設計すると、クローラーが巡回しやすくなり、検索結果にもつながりやすいです。せっかくコンテンツを充実させても、評価しにくい作りだともったいないですもんね。ホームページを作成する際には、公開して運営していくことが第一義ですが、コンテンツをどう増やしていくかという設計をしっかりすることも同時に必要なことです。  

パンくずを軽視しない。

  パンくずリストは意外にクローラーの役に立っています。見た目だけのなんとなくつけたパンくずリストをたまに見かけますが、そういうのはおやめください。  

見出しを軽視しない。

  h1〜h6までの見出し。ちゃんと理解していますか?文字の大きさとか装飾で見出しを決めても、ちゃんとその見出しにある重要度をGoogleに伝えないとSEO的にはマイナスです。文章を書く際にちゃんと重要度を設定してあげないといけません。  

画像を軽視しない。

  画像のファイル名やalt属性にも必ずその画像の内容を示す名前をつけましょう。それだけで評価は上がります。  

これはあくまで基本中の基本

  今回、ここにあげたのは内部SEOの基本中の基本です。が、結構おざなりになっていたりするもんです。ここであげたことができていない場合は速やかに行いましょう。それだけでサイトの評価は変わります。上にもありますしコンテンツSEOに必要なのは「カネ」ではなく「アタマ」にもありますが、これからはコンテンツ、中身が重要です。しかしせっかくコンテンツを改善させても、それが正しくユーザーはもちろんGoogleに伝わらないということは非常に残念です。ぜひ、これを読まれた方はもう一度ご自身のサイトを見直してください。